京都の山科地区に拠点を構える医療法人による、看護学校の新築計画である。
そこで学ぶ学生と、地域の人々の毎日に寄り添う建築を考えた。

学校に沿って南北方向に走る流線型の道路形状を建築の造形に積極的に取り込むことにより、北側に拡がる病院群と南側に位置する新しい看護学校をなめらかに繋いだ。道路沿いに連続する大きな開口の窓は地域の人々に学生達の学びの姿を垣間見せる一方で、御陵の山並みの眺めを、学校の内側へと運んでくれる。

やわらかい表情を見せる曲面の壁はベージュ色の煉瓦をまとっており、思い出は一つひとつの小さな煉瓦に宿り、時代を越えて残る。

「モニュメント」という言葉の原義は、「思い出させるもの」である。周囲に暮らす人々や在学生、学校を旅立った医療人にとって、常に立ち帰る場所を思い出させてくれる「モニュメント」となることを志向した。

https://rakuwa-nursingschool.ac.jp/

1F 平面図
2F 平面図
3F 平面図
断面図
断面図
コンペティション
2022年
竣工
2025年
用途
専修学校
延床面積
5,773m²
階数
地上3階
構造
鉄筋コンクリート造
ディレクター
細尾直久
プロジェクトチーム
細尾直久、鈴木一平、加地星香、鈴木清巳
共同設計
TT Architects
構造設計
bananaLab
設備設計
GE設備計画
照明計画
Lighting Planners Associates
施工
あめりか屋
撮影
杉野圭(Top, 1–9, 12, 13, 17, 19)、
山岸剛(10, 11, 14–16, 18, 20–27)