HOSOO RESIDENCE

京都は旧市街の路地裏に位置する、大正時代からの長屋町家の一角を宿泊施設へと改修した。狭い路地のなかで一望透視できる引きの視点がない街区の文脈を、建築の内部に持ち込んでいる。どの場所においても、各部屋が互いを隠し合いながらも奥行きを垣間見させ、空間が接合されている。

建築の外部は伝統的な町家の体裁を踏襲している一方、内部は現代のデザインによってつくりかえている。土壁という伝統的な素材を一貫して使用することによって、外部と内部の印象を分断することなく、繋ぎ止めている。

土壁は様々な色合いや質感を呈し、光を鈍く反射、拡散させる効果を持つ。多彩な土壁が、空間の区切りとしてだけでなく、反射板として挿入されることによって、光の移り変わりに沿って、建築は刻々と表情を変えていく。

https://hosoo-residence.com/jp/

配置図
1F 平面図
2F 平面図
断面図
断面図
竣工
2017年
用途
宿泊施設
延床面積
69m²
階数
地上2階
構造
木造
施工
分離発注
撮影
杉野圭(Top, 1–12, 14, 15)、片村文人(13)
受賞
第6回京都建築賞奨励賞
Web掲載
Domus