Concept

テクスチャーという語は「織物の織り方」という語源を持ちますが、織物の生地は相異なる色や材質を持つ多様な糸が、互いの個性を生かしながら重奏することによって美しく織りなされます。
同様に、相異なる個性を持ったさまざまな素材が、それぞれの固有性を生かしながら均衡することによって生み出される建築には、織物のようなテクスチャーが宿ります。
私達は多様性を包摂する建築のテクスチャーをとおして、社会の感性を触発するとともに、差異が生み出す豊かさへの気づきを促します。

近代が目指してきた自由と平等の両立は、望まれつつもいまだに果たされていません。さまざまな対立が顕在化する現代においてこそ、出自や信条の異なる人間同士が、お互いの個性を生かし合いながら協働することによってつくりだす、自由で平等な社会の実現を目指しています。
相異なる存在が共に暮らすことのできる豊かな未来のために、「自由で平等な社会」という理念を体現した建築をつくることによって、役割を果たしたいと考えています。

 
  1. Essay 1

    織物としての建築

  2. Essay 2

    コンストラクションの系譜

  3. Essay 3

    建築は兵士ではない